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宇宙戦艦Enter the Sphere 第四話:秘密

内山がモニターに映し出したのは機関室の前室内部の映像だった。

そこに映っていたのは、Perfumeの3人だった。
真っ白の服を着た3人が、頭や身体中にたくさんのケーブルを繫いで横たわっていた。
機関室内には青白く輝くエネルギーが満ちていた。

松井が目に涙を溜めながら叫んだ。

松 「3人は・・・大丈夫なの!?生きてるの?」
内 「大丈夫です」

内山が説明を始めた。
波動エンジンはマタカンデルの技術を基にしている。
すなわち、宇宙エネルギーをタキオン粒子に圧縮変換して動力とするシステムである。
この無限動力機関はマタカンデルへの旅を可能にする唯一の動力手段である。

しかし、このとてつもないエネルギーの制御に不安があった。
また、今回の任務は「噛み噛み矯正装置」を持ち帰ることだけではない。
カミダス帝国に、もう地球を侵略できないようなダメージを与えなければならないのだ。

1.波動エンジンの原理を活用し、
2.クリーンで、
3.制御しやすく、
4.敵にダメージを与えられる動力

地球防衛軍の対策会議では良案が見いだせず沈黙が続いた。
このままではGOサインを出せない。

そこで一人の幹部が手を挙げた。

「Perfumeはどうでしょうか」

彼女たちは「ココロの粒子」と呼ばれる”良い気”を操ることが出来るからだった。
宇宙エネルギーの中からこの「ココロの粒子」だけを抽出して利用する。
そうすれば、クリーンで制御しやすく、邪悪な物にダメージを与えるエネルギーだけを利用できる。

Perfumeは迷わずこのオファーを受け入れた。
大きな責任がのしかかる上、身体的精神的負担を余儀なくなれるというのに・・・
彼女たちから出された条件はたった一つだった。

「乗組員はTeam Perfumeで固めてください」


佐 「だから私たちが召集されたのか・・・」
関 「じゃあ、地球に残してきた3人は?」
内 「あれはアンドロイドです。彼女たちは予めプログラムされた通りに動いています」
真 「そのプログラムは僕が作りました。地球のスタッフも知っていますよ」
関 「なんだよ~知らなかったのは俺たちだけかよ!」
佐 「でもそのせいで、デシュラーはアンドロイドを本物だと思っているわけね」
内 「ええ・・・本物はここにいますから」
関 「で、この3人は今どういう状態なんだ?」
内 「粒子の抽出作業に必要な脳活動のみ残してあとは人工的な機能が代用しています」
関 「元に戻れるんだよね?」
内 「もちろんです。眠っているようなものですよ。のっちの病状も進行を遅らせられます」

クルーは改めて3人の顔を見た。
目を閉じてはいるが、微笑んでいるように見える。
いつものスタッフを信じて、想いを未来に繫げようとしているのだ。
クルーたちの頬に涙が伝った。 

「さあ!いつものように彼女たちを支えましょう!」

水野艦長が涙を拭いながら微笑んだ。


クルーたちが機関室から退出する時に内山が佐々に耳打ちした。

内 「佐々さんにはご理解いただいとかないとならない事があるんです」
佐 「え!まだ何かあるんですか!?」
内 「ええ・・・秘密兵器についてです」


つづく




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コメント

あと2回
物語はまだ序の段階です。残り2回で終わっちゃうなんて勿体ないです。

追伸:
「邪悪な」カミダス帝国側の登場人物名が、界隈さんの名前ってことは、、、ないですよね。
よかった!
もしかして チョロちゃんが動力源かと思っちゃった

え?あと二回で終わるなんて
嘘でしょう?
嘘に決まっています!

ところで
カミダス総統は中田ヤスタカ氏そっくりでいいんですよね?
>sugamoさん
コメントありがとうございます^^

>物語はまだ序の段階です。残り2回で終わっちゃうなんて勿体ないです。

いえ、やり逃げ敢行ですww

>「邪悪な」カミダス帝国側の登場人物名が、界隈さんの名前ってことは、、、ないですよね。

そのご意見、採用しようとも思いましたが・・・
妙にリアルになってしまいそうなのでやめました(爆)
>セラミックおじさん
コメントありがとうございます^^

>もしかして チョロちゃんが動力源かと思っちゃった

クルクルクルクル・・・・
やっぱセラミックさんの発想には勝てませんww

>え?あと二回で終わるなんて
>嘘でしょう?
>嘘に決まっています!

嘘つきは不良社会人の始まりですからね~
あ・・・もうとっくに始まってたw

>ところでカミダス総統は中田ヤスタカ氏そっくりでいいんですよね?

もちろんですwwwwwwwwww

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