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バラが咲いた

今週は派手にやってしまいましたorz
誰かさんにもご指摘いただいたように、先週壊れなかった反動でしょうか。
ご気分を害された方、申し訳ございませんm(_ _)m


3連発でぶっ壊れた記事をあげたあと、今日はちょっとハートウォーミングな事件がありました。
Perfumeとは直接関係はありませんが、ある意味近い感動がありましたよ(*^_^*)

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妻の父(以下義父)は半年前からオカリナ教室に通っている。
これまで音楽をきちんと習ったこともないのに、77歳になって始めたオカリナはやはりなかなか上達しない。
それでも半年続いて、今日はなんと発表会に出るというので応援に行ってきた。


会場に入ると40代~80代の出演者とその家族でなかなかの盛況ぶり。
15組中3番目に出演する義父は、前の方の席で緊張の面持ちで座っていた。
軽く声を掛けたあと、ホールの真ん中あたりの席で開演を待った。
プログラムを見ると、ほとんどがグループで、ソロは3人だけ。
義父はその中の一人だった。


最初の2組はなかなかの演奏。
選曲もよく、オカリナの心地よい響きに癒される。
客席も大きな拍手で演奏者を讃える。


さあ、義父の番が来た。
ああ、大丈夫かな・・・緊張する~(>_<)


演奏前に教室の先生から「まだ始めたばかりなので・・・」という紹介があり、曲目は「バラが咲いた」と伝えられた。
お辞儀をして、会場からの拍手が止んだタイミングで演奏は始まった。
ポーポポポーポ、ポーポポポーポ、ポッポポポーポポポー・・・
ここまではなんとか曲になっていた。
しかし・・・
ピョ~ピョピ・・・ピ・・・ピョロロ・・・
どうやっても出したい音が出なくなった。
ついに義父はオカリナから口を離し、舞台袖の先生に向かって「もう無理です」という合図。
ざわつく客席。
情けなさそうな義父の姿。
ああ、発表会なんてやっぱりまだ無理だったんだよな~・・・


ところが・・・


ここでなんと客席から手拍子が挙がった。
先生が舞台袖から走ってきて、(私と一緒にもう一回最初からやりましょう)というジェスチャーが。
目を潤ませながら、義父はなにかのスイッチが入ったように最初から吹き始めた。
客席の手拍子はますます大きくなり、もう全員が叩いている。
そして、ついには、それでは足りないとばかりに皆が歌いだした。
「バーラーよぉバーラーよー、小さーなぁバーラーよぉ」
皆、頭で拍子を採りながら、手拍子をし、義父の演奏に合わせて歌っている。
演奏がつかえると、ちゃんとそれに合わせて何度も仕切りなおして歌い続ける。
皆、優しい笑顔の中に、「頑張れ!」と祈るような気持ちがこもっている。
僕はもう限界だった。
涙が止まらなくなった。


どうにか最後までたどり着き、演奏が終わった。
割れんばかりの拍手と歓声。
(よく頑張ったね!)
皆の気持ちが痛いほど伝わってきた。
義父は嬉しいような悲しいような、なんとも複雑な表情を浮べながら、照れくさそうにお辞儀をした。
先生が、震える声で締めくくってくれた。
「たぶん・・・たぶん、これが今日の中で一番大きな拍手でしょう!」
ここでもう一度大きな拍手が沸き起こった。

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よくある光景なのかも知れません。
でも、自分の身内に起こると、その感激の量は相当なものでした。
演者と客席が一体になった瞬間。
演者と客席が気持ちのやり取りをした瞬間。
ある意味、Perfumeのライヴ参戦時と近い感覚に見舞われ、心が洗われました。


今日はお義父さんの大きなバラが咲いたね!
とっても感動したよ(^^)/
ありがとう!




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コメント

よくわかります
>自分の身内に起こると、その感激の量は相当なものでした。

なんか、最近こういうことが、もの凄いリアルに感じられて
しょうがありません。義父の方の気持ちとか・・・
ゴメンナサイ、うまく言えません、ただ泣けます(ノ_-。)


>ロボトリアさん
コメントありがとうございます^^

歳を重ねるほど、起きることが心へ大きく影響するようになってきた気がします。
昔なら「へ~」で済んだことが、恐くなるくらい心に刻まれます。
感情の振れ幅も大きくなってきてますし。
いい事も悪い事も・・・
これ不思議ですね。
経験が多いほど動じなくなりそうなものですけど・・・
No title
いい話ですね。まだまだ日本人も捨てたもんじゃない。

>経験が多いほど動じなくなりそうなものですけど・・・

たぶん人生の折り返しに来ている我々は、色々と気付く事が多いんだ
と思います。今までとにかくわき目も振らず、がむしゃらに上を見て
登るだけ登って来た自分の人生。
それがゆるい下り坂にさしかかり、やっと周りの風景を見ながら、
ゆっくりと下りてゆく事が出来る、後半の人生。

見える物が増えたんだと思いますよ(^^)
だから僕もホントに涙もろくなりました(笑)
感激して
言葉が見つかりません(涙)

こんなに心をあったかくさせてもらえるなんて・・・

僕もうまく言葉が出てこないので一言だけ

「ありがとうございます!」
No title
こんなお話をエントリーにしていただいてありがとうございます。

事実は小説よりも奇なりといいますが、重松清並みの感動作品ですね。小説よりも悪い話というのはままありますが、小説よりもいい話ももちろんあるので、このようなエントリーに出会えた今日はラッキーです。
>PPPHIVEさん
いつもコメントありがとうございます^^

>見える物が増えたんだと思いますよ(^^)

そうなんですよね。
これまで「見ていたつもり」のものが見えるようになってきたんでしょうね。
ようやく見るためのカギを手に入れてきたというか・・・
そういう意味で”ツボ”をたくさん押さえたPerfumeに、おじさんたちがハマるのは当然の結果なんですよね(笑)

共感していただいてとても嬉しいです!^^

>はぜまるさん
コメントありがとうございます^^

拙い文章力ではぜまるさんにも伝わってよかったです(^^)/
僕も感激のあまり、義父がお辞儀をするステージに一緒に上がってお客さんにお礼を言いたくなりました。
ただ「ありがとうございました!」って(T_T)
>ngo900jpさん
いつもコメントありがとうございます^^

>こんなお話をエントリーにしていただいてありがとうございます。
>このようなエントリーに出会えた今日はラッキーです。

いやいや大げさですよ(笑)過分なお言葉恐縮です。
でも、ここに来ていただいている方は、このノンフィクションの温かさが心に響く方が多いように思いまして^^
「伝えなきゃ」って^^
ngo900jpさんにも共感していただいて嬉しいです(*^_^*)
一緒にいたら抱き合って泣いてましたよきっと(笑)
No title
なんか心が温かくなりました~♪
下の記事三連発と同じ人が書いたとは思えません!(笑)
>頭文字Yさん
コメントありがとうございます^^

>下の記事三連発と同じ人が書いたとは思えません!(笑)

はい、恐らく皆さん同じように思っていると思います(笑)
どちらが素の僕なのかは・・・ご想像にお任せしますw
共感していただいて嬉しいです(^^)/
No title
演奏の後押しをされた観客の皆様も、最後までしっかりと
演奏されたお義父様も素晴らしいです☆

打算や思惑のないピュアな心の交感に触れると嬉しくなりますね。

恐らく真摯に取り組まれたお義父様の姿が会場の皆さんの心に
共鳴したのでしょう。素敵なお話をありがとうございます!
>akiraさん
コメントありがとうございます^^

>打算や思惑のないピュアな心の交感に触れると嬉しくなりますね。

これですよね^^Perfumeと同じ^^
誰にでも心の奥にピュアな部分が潜んでいて、そこに共鳴するんですよね、きっと(T_T)
素敵なコメントをありがとうございます!

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