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映像作家たちの愛情表現

PerfumeのMVは、『ビタミンドロップ』以降、関和亮さんがディレクションしてきました。
そのことによって、Perfumeはヴィジュアルイメージの輪郭を持つことに成功しています。
実験をしながらも統一性を持って積み重ねてきたイメージ。
それは、アグレッシヴさと安定感を持つ面白い存在として、ブレイクの地盤を支えました。

そのブレイクのタイミングで、初めて関さん以外でMVのディレクションを担当したのが児玉裕一さんです。
彼は『シークレットシークレット』のMVを、彼女たち自身の生きざまとリンクさせ、過去から現在、そして未来へ広がっていくPerfume Worldを描きました。
ファン目線でPerfumeを応援する内容は、ブレイクと相まって(T_T)ダ~な作品になっています。


最近では、関さん以外の方がMVをディレクションすることが増えてきました。
ブレイク前とは違い、Perfumeの違った一面を引き出そうという意図なのでしょう。

2010年『ナチュラルに恋して』 児玉裕一さん
2010年『ねぇ』 児玉裕一さん
2011年『スパイス』 島田大介さん
2012年『Spring of Life』 田中裕介さん

でも、むしろ関さんの方がPerfumeの魅力をあらゆる角度から見せようとしているように思います。
この4作品には、”Perfumeを題材にする機会が少ないからこそ表現したいもの”が詰め込まれています。
それは、Perfumeに対する愛情と願い。
なぜなら、この4作品にはこんな共通点があるからです。


・Perfumeが自分たちの居場所を抜け出してしまう


映像ディレクターたちは、Perfumeに幸せになってほしいと願っているでしょう。
もちろん今の彼女たちは幸せに見えます。
でもその一方で、普通なら経験するはずの沢山のことを諦めてきた…
今からではもう経験できないこともたくさんあります。
これからもそれが続くのか!
そのことを思うと、彼らは胸を掻きむしりたくなるのだと思います。


Perfume 3rd Tour『JPN』千秋楽の札幌真駒内で、あ~ちゃんはこう言いました。

Perfumeが頑張っとるんじゃったら私も頑張ろうって…
そんなアンケートもたくさんいただいてまして…
それじゃったらウチラ頑張るわぁゆうて…(ウルウル)、
もう大人になってきたからいろんなこと自覚もして、いろんなこと考えちゃって…
でも、決めたんです。
しっかり、前を向いて、Perfumeとして生きます!


青春の全てをPerfumeに注いできた3人。
友達ともロクに遊べず、サークルも合コンもできず…
オシャレをして堂々と街を歩くことさえできません。

そんな彼女たちを沢山の愛が支えてきました。
メンバーの愛、家族の愛、チームの愛、スタッフの愛、ファンの愛…
3人はそれに感謝し、自分たちが夢を叶えることで恩返しをしようと、ますますPerfumeに全てを注いでいきます。

東京ドーム公演の『GISHIKI』は、3人が「Perfume」に嫁ぐ儀式でした。
この、身体を張った決意にファンは涙しました。
そして、『JPN』ツアー千秋楽での発言です。


ファンとしては、嬉しい反面やるせない気持ちにもなります。
ずっと彼女たちを見ていたい。
でも、彼女たちには幸せになってもらいたい。
僕たちが縛って邪魔をするのは本望じゃない…

映像ディレクターたちも、3人を知れば知るほどこのジレンマに陥るのでしょう。
だから、せめてMVの中では解き放ってあげたい! 
その想いが、この4作品の共通点になっているのだと思います。
4作品のラストシーンを観てみると…

『ナチュラルに恋して』
  3人が笑いながら撮影スタジオを飛び出して行ってしまう。
  常識を飛び越して行ってほしい。

『ねぇ』
  3人が気ままな猫に変身し、やがて姿を消してしまう。
  「WHERE TO GO?」、行先は誰も知らない。

『スパイス』
  扉の向こうの世界に気づいてほしい。
  でも、向こうから見れば今の世界の良さも判る。

『Spring of Life』
  アンドロイドの世界からの脱出。  
  自分を、そして仲間を信じれば願いは叶う。


担当した歴代の映像作家さんたち、全員が同じことを願っているなんて…
Perfumeは、ここでも、こんなにも愛されているんですね。



そして、これら作品が持つ独特の切なさの根幹は、ここにあるのかもしれませんね。




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コメント

今回のMV
個人的に見る回数が凄く少なくて。
何故かって言うとelectrocatさんのおっしゃる
>僕たちが縛って邪魔をするのは本望じゃない…
この気持ちが出てくるんです。
一つの作品なのだからあんまり深く考える必要はないのでしょうけど
どうしても歌詞や映像を今の彼女達とリンクして考えてしまうクセがついてしまっている為、しんみりしてしまいます(笑)
大したネタじゃありませんが
未来に目覚めた(彼)はコンピュターの支配する世界で3人娘を復活させるという、近未来3部作に繋がる話ができそうだな~と妄想しまして。
余力があれば書いて見ます。
いよいよ武道館!初日に行きますよね?短くても好いのでレポなんぞよろしくです・・・。私もどこかで行きます!
>mtstさん
コメントありがとうございます^^

>僕たちが縛って邪魔をするのは本望じゃない…
>この気持ちが出てくるんです。

そうなんですよね~(>_<)
でも、僕たちがそんなことを考えることは、きっと彼女たちは本望じゃない…
と思うようにしています(^^)

>どうしても歌詞や映像を今の彼女達とリンクして考えてしまうクセがついてしまっている為…

これも、パフユオタの特性ですね(笑)
だからたくさんの妄想が生まれるんですよね…
>katanaさん
コメントありがとうございます^^

>未来に目覚めた(彼)はコンピュターの支配する世界で3人娘を復活させるという、近未来3部作に繋がる話ができそうだな~と妄想しまして。

なるほど。
でも、そうすると3部作でまた感情を持ってしまって…(^^;)

>いよいよ武道館!初日に行きますよね?短くても好いのでレポなんぞよろしくです・・・

逝きますよ(^^)/
一度ご挨拶したいですね~
ツアーが終わると難しくなっちゃうかも知れませんので…

レポは、頑張ってみます(^^;)
やっぱね。
ただね、彼女たちは絶対に幸せを掴みますよ
世界中に幸せを振りまいて
その後、幸せな結婚をしてね。
三人にそっくりな娘たちが三人グミのNeoPerfumeとしてデヴューして老人ホームをダンスフロアにしてくれますよね。
>セラミックおじさん
コメントありがとうございます^^

>ただね、彼女たちは絶対に幸せを掴みますよ

僕もそう確信しています。
3人は合同結婚式の夢を果たすんです!
彼女たちがプライベートでも幸せにならない限り、Perfumeは完成しないとさえ思います。

>三人にそっくりな娘たちが三人グミのNeoPerfumeとしてデヴューして老人ホームをダンスフロアにしてくれますよね。

お!その妄想多いですよね~
でも、娘たちは若者向けで、老人ホームには母親たちが慰問に来て欲しいです(笑)

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