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Perfumeの仕業

「Perfumeのライヴでいい出会いをしちゃって!」

Perfumeはよくそう言います。
特にゆかちゃんがww
そう言いながらはしゃぐゆかちゃんがめっちゃ(*´∪`*)ハニャ~ンです。
おっと脱線。

たしかに、Perfumeのライヴではいろんな出会いが起きています。
僕もPerfumeのライヴで知り合った人は、100人を超えていますし。
でも、Perfumeが言う”出会い”は、恋人を見つけよう!という意味のように感じます。
実際に、Perfumeのファン同士で付き合ったり、結婚したりという話を聞くたびに嬉しくなりますね。
Perfumeには本当にそんなチカラがあるのだと思います・・・

***


開演15分前になった。
この時間に会場へ入るのが、僕の密かな決め事だった。

「じゃあ逝ってきます!楽しみましょう!」

会場の外の仲間たちに挨拶をすると入場の列に加わった。
屋内に入ると、興奮するファンたちのざわめきが心地よく反響している。
廊下を歩き、階段を登る。
今日の席は2階スタンドの最前列。
階段を登り終えると、会場内の景色が一気に目に飛び込んできた。

ああ・・・

この瞬間が好きだ。
なんという温かい空気なんだろう。
いきなり涙が出そうになるのを堪えながら席を探す。

アリーナは一段と高いテンションでうごめいている。
スタンドの高い席では手作りのボードやタオルが揺れている。
遠くに知り合いを見つけて手を振り合う人たち。
隣の人と話しこんでいる人。
早くも歓声を挙げている人。
数えきれない笑顔。

少し焦りを感じながらようやく席を見つけた。
隣にはファンクラブのTシャツを着て、PTAウサギのニット帽を被ったおじさん。
彼は場内を俯瞰しながらニヤニヤしている。
僕は彼に軽く会釈しながら席に就いた。
上着を脱ぐと、彼とお揃いの格好になった。
そして恒例の断りを入れる。

「僕、すんごい騒いじゃうのでご迷惑をかけると思いますが・・・」
「いやいや、僕も同じですから(笑)」
「どこから来られたんですか?」
「千葉です」
「僕は名古屋からです」
「おおお!この前のガイシよかったですね!」
「行ったんですか!?席はどのへんだったんですか?」

知らない人なのにいつもこんな感じになる。
一人で参加した時は特にそうだ。

反対側の隣は空席だった。
どうしたんだろう。
ファンとしては、空席がとても気になる。


開演時間の少し前からいつもの拍手が起こった。
客席のテンションがマックスになったとき、客電が落ちた。

うおおおおおおお!

もの凄い歓声が起こる。
鳥肌が立つ。
みんなキラキラした目でステージを見つめている。

ステージがパッと明るくなり、スポットライトで3人の姿が浮かび上がった。
悲鳴のような声と拍手が会場に轟いた。

あれ?

空席だった左隣から女性の歓声が聞こえる。
ああ、間に合ったんですね!よかった・・・


ライヴは圧倒的だった。
知性的な音楽とダンスでは隠しきれない、彼女たちの熱い想いがビンビン伝わってくる。
右隣のおじさんは感激して大泣きしている。
そして時々(*´∪`*)ハニャ~ンとイミフな言葉を発しながら何度か崩れ落ちていた。
左隣の女性はずっと踊り狂っていて、彼女の腕が何度も僕の頭に命中した。

愛情たっぷりの温かいMCでは、会場中が笑顔に包まれる。
そし最後に、純真で謙虚な感謝の言葉が続き、観客の心を打った。
惜しみない拍手と歓声が続く。

あっという間の2時間半だった。
しかし、しっかり心が洗われた2時間半だった。

右隣のおじさんと再会を約束しながら「お疲れ様でした!」と握手をした。
後ろから声がする。
左隣の女性だった。

「何度もぶつかっちゃってすみませんでした」

僕は振り返って返事をした。

「いえいえ、みんなお互い様ですから!楽しかったですね」
「もう・・・最高でした・・・」

涙声で返事をする彼女を見て僕は目を疑った。

「あ!」
「ああ!」

それは2年前に別れた夏美だった。

「なんで?」
「そっちこそ!」
「Perfumeファンだったっけ!?」
「マーくんと別れてからファンになったんだよ」

僕と同じだった。
彼女とひどい別れ方をして、みじめな僕の心にPerfumeがスッと入り込んできたのだ。

彼女と別れたのは、僕が原因だ。
今思えば、くだらない意地を張っていた。
なんであんなに心が狭かったのか・・・
当時の自分が他人のように思える。

帰りに彼女と一緒に食事をすることになった。
ドロドロした話は一切なく、ひたすらPerfumeの話を続けた。

「なんかさぁ、Perfumeのライヴに行くと・・・
 上手く言えないんだけど、ちゃんとしなきゃって気持ちになるんだよね」
「あ、わかるわかる!素直になれるし、勇気をもらえるというか」
「うん、自分の気持ちや人の気持ちを大切にしようと思えるようになったし」
「ファンの人もみんな気持ちいい人たちだから、きっとみんなそうなんだよね」

気が付くと閉店時間だった。
彼女とは握手をして別れた。

***


今日はPerfume 4th Tourの初日だった。
前回より何倍も大きくなった3人のステージを目の当たりにして頭が真っ白になった。
ヨロヨロと帰路に就く。

「やっぱ凄いね!」
「うん・・・」

隣を歩く夏美が、まだ真っ赤な目で僕の顔を覗き込むようにして言った。

「夏の仕業って知ってる?」
「ああ、海パーン!!!でPerfumeが言ってたやつだろ?」
「うん、夏の男はカッコよく見えるって話」
「それがどうしたの?」
「夏の女も美しく見えるでしょ?v(^_^)v」
「それ、自分のこと言ってんの?( -_-)」
「いいじゃん!どうなのよ!」
「そんなの、言わせることじゃないだろーが!( ̄□ ̄;)!!」
「ケチ!」
「なにそれ!でも、夏の仕業って本当にあるのかな」
「あると思うよ!あと、Perfumeの仕業っていうのもあると思う」
「Perfumeの仕業?」
「ほら、私たち・・・(*^_^*)」
「それじゃ、僕たちの事が一時の気の迷いみたいじゃん!」
「違うよ。Perfumeのおかげで素直な気持ちになれたってこと!」
「(*´∪`*)ハニャ~ン」
「なにそれ!キモ~イ(o≧∀≦)o」

彼女は僕の手に自分の手をからめてきた。

前と違うのは、お互いにPerfumeを知ったということだけ。
それなのに、彼女との関係は180度も変わってしまった。

Perfumeの仕業かぁ・・・
そうだとしたら感謝してもしきれないよ。


雑踏の中で、僕は彼女の手を強く握り返した。





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コメント

推し事新局面
PB妻同盟事務局,事務局ぅ!至急!至急!
コードkyskの命に絶対服従の敵千葉方面軍猫大将が,ついに新たな作戦に乗り出した模様。
3人を推すだけでなく,信者の拡大再生産まで画策しおると観測。
既存信者の年齢層は厚く,中高齢層を中心に軍資金も手厚い一方で,近時作戦でも10齢以下の信者もしばしば確認できる現状で,このままでは信者は全世代的・半永久的に増殖すると懸念される!
至急に対抗策を立案下命されたし!
あ~。
どなたかこれを短編の漫画にしてほしいです。
彼女達が見たら喜んでくれそうですよね。
>同盟千葉支部さん
コメントありがとうございます^^

そんなに警戒しないでください(笑)
遊びですよ遊び( ̄∀ ̄)

そして(*´∪`*)ハニャ~ンは伝染るんです(笑)
>mtstさん
コメントありがとうございます^^

>どなたかこれを短編の漫画にしてほしいです。

お~!
それ見たいなぁ・・・
あ!匿名で娘に頼んでみようかな(゚∀゚)
娘は同人誌作ってますので(笑)

>彼女達が見たら喜んでくれそうですよね。

ですかねですかねo(≧▽≦)o!!!!
こんな話があったらいいなぁって、単純に思ったんですけどね(*^_^*)
まさに"妄想"記事って感じがします(笑)
Perfumeの仕業 僕も体験したいです。。

猫さんたちとの出会いも Perfumeの仕業
ですよね!!←良いこと言った!
>かずきさん
コメントありがとうございます^^

>Perfumeの仕業 僕も体験したいです。。

夏の仕業からのPerfumeの仕業って流れで!
あるよあるよ~ヽ(*´∪`)ノ゛

>猫さんたちとの出会いも Perfumeの仕業ですよね!!←良いこと言った!

そうですね(*^_^*)
Perfumeがいなかったら、娘と同い年のかずきさんとこうして毎日のように交流していないですよね(笑)
楽しいなぁ(^^)

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