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Dream Fighterからのエール

Perfume Global Compilation”LOVE THE WORLD”のラストを飾る『Dream Fighter』。
なぜこの曲がラストなんでしょう。
思えばDFは3人の気持ちと密接に関わりながら立ち位置を変えてきた曲なんですよね。


2008年11月6日、Perfume初の武道館公演のアンコール。
すべての夢が叶った記念すべき年を象徴するこの大舞台でDFは初披露されました。
その後、2008年11月19日にリリース。

ファンの評価は真っ二つ。

Perfumeへの応援歌と採れる歌詞が暑苦しくてダサい。
楽曲に面白みがなく飽きる。
他にもいろんな酷評がありました。
たしかにそれまでのオシャレでキュートな流れとは違いましたから。

そして、この直後からDFは3人を苦しめていくことになります。

自分たちを取り巻く環境が大きく変化し、自分を見失いそうになった2009年前半。
ファンとの距離も遠くなり、何をよりどころにすればいいのかもわからない。
目隠しをされて彷徨っている3人を、DFは恐るべきポジティヴさで背中を押し続けます。

「現実に打ちのめされ倒れそうになっても きっと前を見て歩くDream Fighter」と。

どこへ向かって、どこまで頑張ればいいのか・・・

2009年夏、2ndツアーはそんな迷走の中でスタートします。
でも、この時のファンは素晴らしかった。
彼女たちの気持ちを悟り、ネガキャンにも過度な反応をせず温かい応援を続けたんですから。
そして3人はツアーを続けるうちに徐々に自信を取り戻していきます。

2009年10月30日横浜アリーナ、この2ndツアー最終日のことを思い出すたびに涙が出ます。
最後のMCでツアーが始まった当初の気持ちに触れたあ~ちゃんに対して、
「そんなこと気にしてるの?」と呆れたような反応と笑顔で受け止める観客たち。
そして最後の長いお辞儀から顔を挙げてからの言葉のない長い時間。
3人はただただ観客の賞賛と応援を浴びていました。
そこには言葉以上の何かが行き来していました。

ステージをはける3人。
余韻に浸る観客。

その時、いきなりDFのイントロが大音量で始まり、スクリーンにはエンドロールが流れ始めました。
一瞬の驚きの後に、インストのDFに合わせて泣きながら合唱する観客たち。
いままで無反応を通してきたファンたちの気持ちが噴出した瞬間でした。

ステージ裏では3人がやはり号泣しながら同じ映像を観ていたことが後になって報告されました。
彼女たちの後ろでは客席の合唱と拍手が聞こえています。

あのエンドロールで、DFは新たな役割を果たすようになりました。
スタッフがPerfumeを応援する気持ち。
ファンがPerfumeを応援する気持ち。
元気を取り戻しつつあった3人に、それらは「厳しさ」ではなく「温かさ」として受け入れられたのだと思います。
苦しさを強いる曲から、温かく見守ってくれる曲へ。
自分たちはこの温かさがあればどこまでも頑張れる!
それは彼女たち自身の変化でもあったのでしょう。

2010年前半で完全に自信を取り戻した3人は、ドーム公演をはじめ次々と新たな挑戦を続けていきます。
2011年の大災害を機に自分たちができることを見つめ直し、アルバムJPNを発売。
2012年、日本の元気を再確認するような3rdツアーが始まります。
このツアーで、DFはアンコール1曲目として披露されました。
「私たちから皆さんへエールを贈ります」というコメントを添えて・・・
そこには、自分たちこそがみんなを代表する「Dream Fighter」なのだと言う強い決意を感じました。

苦しめる曲から、見守ってくれる曲へ。
見守ってくれる曲から、みんなを引っ張る曲へ。

DFもまた3人と一緒に育った曲。
「頑張れ」という言葉は、時には相手を追い込むけど、乗り越えた時にその時の温かさを実感します。
3人は苦しんだ末に、DFに自分たちを重ねられるまでに成長しました。
そしてファンはその姿を見て勇気付けられます。


次は世界のもっとたくさんの人たちを勇気付けよう!
中田ヤスタカさんがこの曲をラストにしたのには、そんなメッセージが込められているのかもしれません。




※台湾ではこのDFの人気が高いと聞いたことがあります。
  その理由を聞いてみたいですね。





df12.jpg
ガンダムのっち(笑)






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コメント

Dream Fighter
最近自分もよく直角横浜を思い出します。
30日はいなかったんですが、
あの年の不穏な空気、停滞感を取り除いていったツアーの大トリにふさわしいサプライズでしたよね。

直角の頃は今とは違ってライブの時には3人とも緊張感が張り詰め、
いちファンながらに感じ取っていたことは鮮明に覚えています。
ファンもいかにその場を盛り上げるか、無意識に実践していたのかもしれません。

だからこそ追加公演の3人のはしゃぎ様はとても嬉しかったです。
ようやく心から笑顔になってくれたようなそんな気がします。

あまり今回のアルバムは必ずしも出す必要があったかは分からないですが、
曲目自体は非常にバランスよくパフュのいいとこ取りをしています。
これから知ろうかなという人には打ってつけのアルバムになったと思います。
Dream Fighterのメッセージも一緒に受け取ってほしいですね。


猫さんとその頃の話もまたどこかでしたいですね。
3月4月はお忙しいですか(;´▽`A`

先のこと過ぎて今言っても説得力ないですけど(笑)

ほんとにお久しぶりです。
忙しいやらなにやら、ブログは見てましたが、コメント無沙汰でした。しかしいろんな事はテレビ、ネットで追っかけていました。フェスのspendingの振り付けトテモ良い。リピート視聴です。ヴォーグのかしゆかは凄かった。山口小夜子さんを思い出しました。LVも応募しました。新宿、渋谷、池袋と当たる気のしないコンボですが・・・。
 今回の記事ですが、レザビ新参の私には一番わかりにくく、かつ知らない方がいいのかもね・・・の時代の話、ありがとうございました。
ただの一発屋や、凡百のアイドルが消え去る時期に先達のファンの方々とクオリティの高い楽曲、スタッフ、が見守り、そして何より3人の心の強さとつながりが苦しい時期を乗り越え、今も売れかけ続けているポイントなんでしょうか?(いや、当時を知らない者が何を言うか!とお叱りを受けるかもしれませんが)新参にはDFいい曲だなー、の愚直な感想が第一印象でした。でもSAAアンコール聞いてなぜか鳥肌が立ったのを思い出しました。いや、まだまだperfume奥が深い、これからも楽しい記事、考え深い記事、お願いします。あ、キモチワルイ記事もね。
Dream Fighter、大好きです。とにかく元気が出る!
それに、
「最高を求めて終わりの無い旅をする」なんて、スポーツ、特に
競技スポーツをしている人たちには、全員に聞かせたいです。
困りますね
⊿横アリ最終日のエンドロールを思い出すと、心の汗が止まらなくなってしまいます。

あの日、エンドロールが終わって客電があがってから、仲間と二人でPA席真後ろから「スタッフの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございました!」大声で叫んだ時、すぐ左手の通路を泣きながら駆け抜けるベレー帽の女性。直後には会場に残っていたファンの大きな拍手。

正直苦手だったDFが特別な曲に成った日です。
>Perfume好きなJ-POP世代さん
コメントありがとうございます^^

>あの年の不穏な空気、停滞感を取り除いていったツアーの大トリにふさわしいサプライズでしたよね。

あのエンドロールがなかったら、彼女たちが立ち直るのがもっと遅くなったかもしれませんね。
スタッフの愛に溢れたサプライズでした(*^_^*)

>直角の頃は今とは違ってライブの時には3人とも緊張感が張り詰め・・・

ツアー前は思いつめてましたね。
あの頃はパフュロクでもノリがおかしくて、それが生々しく伝わってきて辛かったです。
そんな3人に元気を取り戻してほしいと願ったファンは多かったと思います。
ネガキャンへの無反応の徹底ぶりなんか、笑っちゃうほどでした(笑)
⊿ウィークリー1位の時の号泣のあと、ツアー中にだんだん元気になっていってホッとしたのを覚えています。
あのツアー後にドームの企画が立ち上がるんですよね・・・

>今回のアルバムは必ずしも出す必要があったかは分からないですが・・・

この手のアルバアムは、ファンよりもその一歩手前の人がターゲットだと思います。
僕らはリミックスを楽しむ程度。
でも、その役割はきちんと果たしていると思います。
うちの社内でも「チョッチョチョッチョチョ・・・」と歌っている人がいましたよ(笑)

>Dream Fighterのメッセージも一緒に受け取ってほしいですね。

これが最後だとやっぱあのエンドロールが~(T_T)⇒最初に戻るww

>猫さんとその頃の話もまたどこかでしたいですね。

話したいですね~
たしかに先すぎて判りませんが、日本にはいると思います(^^)/
気軽に声を掛けてくだされば調整します!
>katanaさん
コメントありがとうございます^^
お久しぶりです(^^)/

>フェスのspendingの振り付けトテモ良い。
>ヴォーグのかしゆかは凄かった。山口小夜子さんを思い出しました。

「Samt」の振りは3人みんな違うんですよね。
「ねぇ」を思い出しました。
今後はシンクロだけではなくこういう振りが増えてくるような気がします。
山口小夜子さんですか・・・いーや!別物です(笑)

>LVも応募しました。新宿、渋谷、池袋と当たる気のしないコンボですが・・・。

昨日の祭りを覗いた限り当選率は高そうでしたが、いかがでしたか?
僕も無事当たりました(^^)

>一番わかりにくく、かつ知らない方がいいのかもね・・・の時代の話、ありがとうございました。

知らない方がよかったですか?
たしかに、僕も思い出すと辛くなりますからね~

>ただの一発屋や、凡百のアイドルが消え去る時期に先達のファンの方々とクオリティの高い楽曲、スタッフ、が見守り、そして何より3人の心の強さとつながりが苦しい時期を乗り越え・・・

一方で、あの頃から距離を置くようになったファンも多かったですね。
音楽が変わってしまった、距離が遠くなった、飽きた、応援し甲斐がなくなった・・・
それは彼女たち自身が感じていたことと同じだと思います。
⊿は、アルバムもツアーも、彼女たちが曲に合わせるのに必死な感じがします。

そこから翌年の春にかけての時間は、本当に大切な時間でした。
Perfumeを足下から見つめなおして、3人の絆と強みを心の底から理解したから自信を取り戻した(というより、ここで初めて自信を持った)のだと思います。

>アンコール聞いてなぜか鳥肌が立ったのを思い出しました。

たまアリ2日目のあ~ちゃんのMCからDFの流れが良かったですね。
泣きました(T_T)
僕の隣の人は拝んでましたけど(笑)

>まだまだperfume奥が深い、これからも楽しい記事、考え深い記事、お願いします。

僕なんかよりも何年も前からPerfumeの記事を書き続けている方も多いんですから、奥は深いですね~
一人でも共感してくださる方がいる限り書き続けようと思っています(^^)/

>あ、キモチワルイ記事もね。

そこが増えすぎないよう気を付けま~す( ̄∀ ̄;)
>SINさん
コメントありがとうございます^^

>Dream Fighter、大好きです。とにかく元気が出る!

僕も同じです。
発売当初から好きでした。
武道館は行けませんでしたが、あの時のDFはもう・・・
3人の真剣な顔を観てると涙が出て仕方なかった。
僕の中でも数々の思い出が入り混じった曲です。

>スポーツ、特に競技スポーツをしている人たちには、全員に聞かせたいです。

ですよね~
あれ?そういう方、いませんでしたっけ?
老化現象で思い出せませんが( ̄∀ ̄;)
>スーさん
コメントありがとうございます^^

>あの日、エンドロールが終わって客電があがってから、仲間と二人でPA席真後ろから「スタッフの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございました!」大声で叫んだ時、すぐ左手の通路を泣きながら駆け抜けるベレー帽の女性。直後には会場に残っていたファンの大きな拍手。

そんなことがあったんですね(*^_^*)
僕らはPA席から遠かったのでまったく知りませんでした。
スーさんたちGJすぎます(^^)/

>正直苦手だったDFが特別な曲に成った日です。

そういう方が多かったですね。
そして、あの映像をDVDに収録してくれたのが嬉しかったです。
あの2009年のPerfumeを知っている人ほど、あの映像は泣けますね(T_T)
でも見過ぎると干からびるのでしばらく封印しています(笑)

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