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戦略無き戦略

white-screen.jp 関和亮インタヴュー
『サカナクションからPerfumeまで。映像作家、関和亮の演出術』2010.03.31.Wed

興味深い内容が満載だけど、その中でも特に気になったのがこの部分。


―ずっと同じメンバーで手がけられて、どのような戦略を立てているんでしょうか?
よく聞かれるんですが、明確な戦略は立てていないんです。事務所からも自由にやらせて頂いていますし、1年先のビジョンを決めたりとか、流行を作っていこうとかそういう意識もありません。
ある程度長く同じメンバーでやっているので、テイストが出てきて、それがPerfumeのイメージを作っているんだろうなと思います。
僕らのやり方はいわゆる"業界の音楽プロデュース"とは違いますし、僕の中では女性アイドルを創っているつもりはないんです。


戦略無き戦略。
『Perfume』の戦略が見えないと常日頃思っていたけど、そういうことだったのか。
シナリオという枠を敢えて外し、鋭い感性と豊かな個性に賭ける戦略。
その曖昧さゆえにビジネスの世界では排除されがちなスタンス。
”Perfumeらしさ”の追求には理想的であり、本当にそうさせてくれる環境がすばらしいと思う。


『Perfume』が成功した理由は一言では言い表せない。
それは、多くの理由が絡み合っていると考えられるから。
それぞれの理由が、単独では成功し得なかっただろうから。
でも、ひとつだけ間違いないものがある。
それは”Perfumeだから成功した”ということだ。


『Perfume』のコアは、Perfume、中田ヤスタカ、MIKIKO、関和亮の四つ巴で作られている。
中田ヤスタカとMIKIKOの際立つ個性を、Perfumeが見事に調和させ、そこにもうひとつのエッセンスが加えられる。
それはもうPerfumeの魔法としか言いようがない、内面から溢れ出てしまうキラキラしたもの。
関和亮は、その魔法をも視覚化して僕達に伝えてくれる。


”Perfumeらしさ”は感性と魔法でできている。
それらを、理論や科学、シナリオで窒息させてはならないのだ。
戦略無き戦略はまさに理想的な環境だ。 
その環境は、『Perfume』がどんなに大きくなっても変えないで欲しいと願う。
信じきれるかどうか・・・それがカギだろう。


「なぜ自分たちには魔法が使えるのか?」「そもそもそれは本当に魔法なのか?」
その理由と自信をようやく取り戻したPerfume。
これからは確信犯として「らしさ」を発現してくるだろう。


パワーアップした光線にやられ過ぎないように、心の準備をしっかりしておこうと思う。
すでに少しやられてしまったけど・・・

 

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      ⇒「攻め」への期待



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コメント

魔法を信じるかい?
今回も非常に共感できる記事をありがとうございます。PerfumeはMagicとMiracleに満ちています!

サカナクション買ったものの、まだ聴いていません。明日こそ聴きます。Perfumeの間に入る余裕があったら。
>ngo900jpさん
>PerfumeはMagicとMiracleに満ちています!

本当にそうですよね!本人達の努力はもちろんですけど、本人達の意図しないところで大きなウェーヴが起こるところがMiracleだと思います。

>明日こそ聴きます。Perfumeの間に入る余裕があったら。

無理ですよ^^

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