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RIJF2013 Perfumeレポ ~プロローグ~

陽が傾いてステージが急に明るくなったと感じる時間。
薄い雲越しの淡い夕焼けに照らされながら、グラスステージでは10-FEETのステージが始まった。
大トリであるPerfumeの一つ前のバンドだ。
ここでPerfumeは手荒い歓迎を受ける。

メロコアのガツンとくる演奏。
ストレートで熱いメッセージ。
リミッターが外れていく観客たち。
サークルモッシュが何度も何度も出来る。
叫び、歌い、踊り、走り、身体をぶつけ合う。
避難する人々も、そんな光景を楽しそうに見ていた。

ラストソングの前にTAKUMAが叫んだ。

「ロッキンはダイブ禁止や。お前ら靴脱げ靴!脱いだか?そしたらかかげろや。靴ダイブならイケル!」

間髪入れずに始まったイントロを合図に、空に舞い上がる無数の靴、靴、靴。
その光景は、曲が終わるまで続いた。
後の事を考えて何もしないより、今の情熱をぶつけろ!
あまりにもロックなステージ。
あまりにもロックな光景だった。

10-FEETのステージ後はカオスだった。
PAブースの周りにはおびただしい数の靴が届けられた。
靴を探しに来る人々はまだ興奮状態で収拾がつかない。

ブースの中ではPerfumeのスタッフが次のステージの準備をしている。
しかし観客たちはそのスタッフたちを運営スタッフと勘違いしているようだった。
憮然とするスタッフたち。

そのPAブースの前に我々は陣取った。
会場にはまるで大トリが終わったような「やりきった感」が漂っていた。
目の前には10-FEETのファンたちが弾けたくてウズウズしている。

(Perfumeさんよぉ!10-FEETが盛り上げた会場を冷ましたら許さねぇぜ!)

そんな荒々しく挑戦的とも言える雰囲気だった。
Perfumeファンたちは軽く居心地の悪さを感じながら、虎視眈々とステージを見つめていた。

そんな時、脅しのような一撃が投下された。
音響テストのために掛けられた曲が耳をつんざいた。
大音量の低音が空気をビリビリと震わせる。

スゲーーーーーー!

音に包まれる安心感で心が解放されていく。
眠っていた感覚が呼び覚まされ、不思議な嬉しさで体を動かさずにはいられない。
なんだこれ、笑っちまう!
客席の期待が跳ね上がり、空気が変わった。
この胸のすくような感じはなんだ!
振り向くとPAブースでは爆音姐さんがクールに調整している。
無表情に見えるが、吊り上がった目はキラリと輝き、口元には僅かな笑みがあった。
その表情は明らかに挑発的だった。

気が付くともう定刻だった。
靴の混乱でずいぶん時間を使っていたのだ。
いつもの手拍子が始まったと思ったらすぐにジングルが鳴った。

そして真っ暗なステージに、下手から3人が入ってきたのがうっすらと見えた。
客席が沸騰した。

荒々しかった客席に、早くも不思議な一体感が生まれようとしていた。





(つづく)





※これはいつもの妄想ではなく、ノンフィクションDEATH!(笑)







rijf bl
開演前









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コメント

ちょwww
期待が跳ね上がったのは私ですよ(^_^; 早く続きをくださーい!
最後の注釈を読んではっとしました。現実と妄想の区別がつかなくなってるなあ(笑
私が大好きな猫さんの妄想作品がいかにリアルというか、妄想だとか現実だとか関係なく猫さんの書きっぷりが好きなんだなあとあらためて思ったんです。
お忙しいでしょうけど、もっと更新してくださいね!
久しぶりのコメントでなんですけど(笑
まるでその場にいたような…
すごい、臨場感で読んでいます
なんといっても、爆音佐々ねーさんの顔がくっきりと思い描くことができます。
不敵な笑顔だったことでしょう。
そして、Perfumeスタッフ全員がこの場所に登りつめることができた達成感を爆発させようとしていたことでしょう…
うーん…続きが早く読みたい!
もしやあの声は…
猫さん初めまして、こちらのブログは以前から楽しく読ませて頂いておりました、
コメを書くのは今回が初めてなのですが、その訳は…、今回の記事と写真です。
猫さんと私、かなーり近くにいたかもしれませんw
10-FEETさん終了後のPA前の惨状はあの場に居た人にしかわかりません、
そして手拍子がはじまったころでしょうか?「あ~ちゃ~ん!」と言う叫び声から始まり
そこかしこでメンバーの名を呼ぶ声が始まり、私も「のっちぃぃぃ~!」と一声。
そしたら次の瞬間「ゆっっかちゃぁぁぁぁぁああああん!!」と叫ぶ声が!
…このかけ声をする人を私はとあるブログで知っているのだがまさかね…。
若者の声っぽかったので別人かもしれませんが、猫さん?叫びました?
>ゆかにゃんさん
コメントありがとうございます^^

>期待が跳ね上がったのは私ですよ(^_^; 早く続きをくださーい!

頑張りましたよ~!(^-^)/

>最後の注釈を読んではっとしました。現実と妄想の区別がつかなくなってるなあ(笑

Perfumeは現実と妄想の間に住んでいるんですよ!
知りませんでしたか?(笑)

>妄想だとか現実だとか関係なく猫さんの書きっぷりが好きなんだなあとあらためて思ったんです。

照れますね~
食べっぷりならよく誉められますけどね~w

>お忙しいでしょうけど、もっと更新してくださいね!

あい~( ̄∀ ̄;)
>セラミックおじさん
コメントありがとうございます^^

>すごい、臨場感で読んでいます

そういうコメントは嬉しいですね。
レポの役割は臨場感だと思うので。
でもね~
僕のレポはライヴよりも、ライヴのリアクションのレポみたいになっているんですよね~
残念です(><)

>なんといっても、爆音佐々ねーさんの顔がくっきりと思い描くことができます。
>不敵な笑顔だったことでしょう。

ええ。
髪の毛が逆立って目の色が変わっていました。
4万の王蟲がもう少し暴れてたらメーヴェに乗って怒りを鎮めていたでしょう。

>Perfumeスタッフ全員がこの場所に登りつめることができた達成感を爆発させようとしていたことでしょう…

そういうの、観客には見せないんですよね~
打ち上げを覗いてみたいものです(^^)

>うーん…続きが早く読みたい!

皆様へのコメ返を犠牲にして頑張りました!m(_ _)m
>ひたちなか民さん
コメントありがとうございます^^
そして初めまして!

>こちらのブログは以前から楽しく読ませて頂いておりました、

まじしゃん!?
目を疑いましたw

>次の瞬間「ゆっっかちゃぁぁぁぁぁああああん!!」と叫ぶ声が!
>…このかけ声をする人を私はとあるブログで知っているのだがまさかね…。
>若者の声っぽかったので別人かもしれませんが、猫さん?叫びました?

はい。
まさにそのタイミングで叫びました(笑)
たぶん僕ですv(^_^)v

でも、あの日はそこ以外ではほとんど叫びませんでした。
なんかセンシティヴになっていまして・・・
普段は「ハニャーン」とも叫びますので、それを聴いたらまず僕に確定でしょう。
見かけたらぜひ声を掛けてくださいね~(*^_^*)
これからもよろしくお願いします!

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