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溶けあうVOICE

『Sweet Refrain』は、Perfumeの一方のど真ん中ですね。
切なくて、ドラマティックで、キラキラで・・・そして疾走感と清涼感。
Perfumeの有機的なポップ路線。
『ねぇ』や『Spring of Life』と同じ路線ですね。

そしてPerfumeにはもうひとつの路線があります。
『GAME』『edge』『FAKE IT』『Party maker』のような無機的なダンスナンバーです。

僕はどちらの路線も好きです。
というより、どちらかに片寄ってしまうことが残念です。
ジャンルやスタイルに束縛されないところがPerfumeの魅力だと思っていますので。

一時期、ポップ色が強い新曲が続いた時には少し悔しい気持ちになりました。
もっとバキバキでブリブリでゴリゴリな曲を!
カッコいいPerfumeを前面に打ち出してほしい!
でも、最近はポップ路線がリリースされてもあまりそう思わなくなりました。

それは、「Perfumeはクールだ」という認識が世間に浸透してきたのを感じるからだと思います。
フェスの出演増加、テクノロジーとの融合、海外の反応、そして『LEVEL3』のリリース。
そういったいくつかの段階を経て、カッコいいPerfumeが市民権を得てきたように思います。

こうなってくると、今度はPerfumeの振り幅の大きさを魅せつけてほしい!
そう思うのがファン心理なのかも知れません(笑)
クールな路線を突き詰めながら、ポップな路線も突き詰めてほしい。
そして、さらに新しい路線にもチャレンジしてほしい。

ところで、どの路線にも共通するPerfume最大の武器は「声」でしょう。
この「声」に関して、『Sweet Refrain』にひとつの到達点を見た気がします。


この曲は、モノクロのパラパラ漫画がカラーの実写になっていくような曲ですね。
とてもドラマティックです。

静かに始まり、段階的に疾走感を増していくような構成。
音数が徐々に増えていくイントロでは、なんとベースがフェイド・インです。
メンバーのソロが、短いフレーズでテンポよくリレーしていきます。
ディストーションギター風の歪んだ音が歌詞の心情に呼応して激しく掻き鳴ります。
声が重なって力強さを伴い、そこにキラキラした音が加わってくる。
視界がぱぁっと開けていく・・・

そのめくるめく展開の頂点で迎えるサビの歌声。

背筋がゾクゾクしました。
3人の声が「重なって」いるのではなく、完全に「溶け合って」いるんですから。

これまでの曲では、ユニゾンの歌声の中にメンバー個々の声を聞き分けてきました。
それぞれ特徴的な声ですし、曲によって声のバランスが違いますから。
でも、『Sweet Refrain』のサビは違います。
3人の声の成分を寄せ集めて一つの声にして、その声を3つ重ねたような印象です。
歌い方や勢いまで一体化して、まるで一人で歌っているようにさえ思います。





SR 3voices
イメージ図



Perfumeはユニゾン。
3人の声がMIXされることで、そこに初めて「Perfume」を見い出せます。
その唯一無二にしてPerfume最大の武器が、この曲でまた一歩進化したのだとしたら・・・

Perfumeは、普通では考えられないような次元に到達しようとしているのかも知れませんね。







※異論は認めます(笑)






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コメント

ということで…
もうひとつの振り幅として

時の針 や ふりかえるといるよ のような曲で…

「みんなのうた」路線を成立させて欲しいです

小さな子どもたちが幼稚園でPerfumeの歌を歌っていたら…

あ〜ちゃんが大喜びでしょうね
>セラミックおじさん
コメントありがとうございます^^

>もうひとつの振り幅として
>時の針 や ふりかえるといるよ のような曲で…
>「みんなのうた」路線を成立させて欲しいです

そうですね!
その路線も確立してほしいものです。

って、『ふりかえるといるよ』はまた違う路線だと思うのですがwww
>非公開のコメ主さん
コメントありがとうございます^^

そうなんです。
あのユニゾンのすばらしさは、Perfumeだからできるんです~!\(^o^)/

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